精神保健のお仕事 にっちもさっちもいかないケース その①

「にっちもさっちもいかない」ケース。

対象者の方や家族の方にはこんな言い方をするのは気がひけるのですが・・・。

本当に大変で神経をすり減らすものです。

あと大変なだけならいいのですが、きちんと治療ができていない精神疾患の方とのかかわりはちょっと怖い部分もあります。保健師といえ人間、かよわい女性ですので。

 

そんなことを痛感したケースがありました。

 

Aさんは50代の女性。

ご両親が相談してきたことがきっかけでした。

夫と二人暮らしだったのですが、ある時からご自宅はゴミ屋敷状態となり、本人の様子もおかしいのでご両親が実家に連れ帰ったということ。

実家でも自室でゴミに埋もれて、お風呂にも入らないので異臭を放ち、独り言を言いながらの生活。

この場合、ご両親のお話から明らかに精神的におかしいとわかっていても保健師は手出しができません。

ご両親が話して同意を取ってくれれば、本人から話を聞く名目で訪問等できますがそれも拒否でした。

ご両親は病院に連れて行きたくて説得してもそれも拒否。

 

結局、コンビニで異臭を放ちながら独り言を言っているところを警察に職務質問され、大声をあげて手を振り払った(暴力ということになります)ので措置入院になりました。

 

そこでしっかり治療ができればよかったのですが・・・。

数ヶ月入院してある程度落ち着いたら退院になってしまったのですよね。

できれば保護者の同意で入院できる形態で入院を継続したほうがいいと勧めたようですが、本人が強く退院を希望したことで、親も「かわいそう」とそれに従ってしまい・・・。

 

長くなってしまったので続きは次回に。

 
 
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