逃げる女

前回、個人情報保護についてのお話を書きました。

ストーカー殺人の被害を受けてしまった女性は、加害者の男性から引越しをしたりまでして、逃げていたようですね。

皆さんは身近にそういう人と遭遇したことがありますか。

なかなかないでしょうねえ・・・

 

保健師の立場では、そういうケースに遭遇することも時々あります。

でも、ドラマのように「逃げてきましたからお願いします!」という本人の意思がはっきりしている場合は保健師がかかわることが少ないですね。

その存在はあまり知られていないかもしれないですが、どこの市町村にも配置されている女性相談員さんや家庭児童相談員さんという方が最初から担当してくれます。

だいたいがまずはいわゆる「シェルター」のような所や、親子の場合は「母子寮」と言われる施設に逃がしてもらえます。

 

逃げるか否かの選択は本人にしていただくことが前提です。

支援者側が心配のあまり逃げることを勧めて決断したけれど、結局は旦那とモトサヤに戻ってしまい隠れて会っていたというケースもあったようです。

DVといえるのか「単に夫婦関係が悪いだけなのか?」そこの見極めが難しいですね。

最終的な見極めは女性相談員さんがするものだと思いますが・・・。

 

私が数年前に関わったケースでは、はじめの相談は新生児訪問での「旦那が欝っぽくひきこもっている。子どもを無視する。」「自分の精神状態も悪い」等でした。

それからずっと関わっていくうちに、子どもの発達の遅れや情緒の不安定さがでてきて、

お母さん自身も精神科を紹介しました。

そのうちに「夫からの暴力はないけれど罵声を浴びされたりする。離婚するといったら逃げられると思うな…等の脅迫まがいのコトを言われる」というような内容も出てきて・・・。

私は自分自身も半信半疑で女性相談員さんにつなぎました。

そこからは急展開でした。

念のため警察にも相談にいったところ、旦那さまの過去の武勇伝が次々と明るみになり…。

母子ともに県外にすぐに逃げることになりました。

 

「これは?」と思ったら専門の相談員さんに繋ぐことが大切だと思った1件です。

でも、時々保健師として支援して、怖い方々に逆恨みをされるようなことがあったら怖いなあ・・・と、また被害妄想的になってみたりもしちゃいます。

 
 
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