季節の変わり目

秋の気配が深まって参りましたね。でもまだ昼間は暑い日もあって、季節の変わり目ですよね。

こんな時期は精神疾患の方が落ち着かず、毎日相談の電話や「事件」がいろいろと起こります。

 

今まで比較的落ち着いていた方も落ち着かない状態で。

まさに「同時多発的」に日々相談を受けたり訪問を受ける日が続いています。

 

とくに「妄想」を聞く機会が多いのです。

保健師が精神疾患の人の話を聞く時の鉄則は「妄想は否定も肯定もしないこと」。

否定すると更に反応する可能性があるし、肯定しても妄想の世界が広がってしまうからです。でも、今回はつい「笑って大否定」してしまったことがありました。

 

Aさんは一人暮らしで生活保護の方で、「人に見られている」というような妄想が以前からある方でした。

半年ほどまえに受診を勧め、その後継続受診ができていたので、落ち着いているものと思っていたのですが・・・。

最近、急に電話が来ました。

かなり妄想が酷いらしく、「近所の人が監視している」というお決まりの話が続きました。

さらに、「最近では市役所の人が尾行しているんです!」と。

まあ、市の職員なので私の同僚にあたるBさんという生活保護係のとっても親切な若い男性がたまたま近所にいたらしく、会ってしまったことが発端らしいです。

また、Bさんは4月に別の課に異動したのですが、ちょうど同時期にAさんが信頼していた病院のケースワーカーさんも異動したのですが。

「そんな偶然ってあるわけないですよね。きっとBさんが異動させたと思うんです」と。

 

そこまでは「ふうん。そう思えるんですねえ」と傾聴していたのですが。

おかしさと親切に相談に乗っていたBさんがかわいそすぎて、つい「あはは。病院の人事まで市でできないし、Bさんはそんな偉くないからそれはないよ!」と言ってしまいました。

 

結局は「見られてるだけで危害がないなら何もできないし、Aさん自信の敏感さを少しとってくれるようなお薬にできないか、主治医の先生に相談しましょう」というところを落としどころにしました。

 

まあ、Aさんにとっては辛い季節でしょうね。

早く落ち着くといいなあと思います。

 
 
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